ラリージャパン2007観戦記 1st Stage Part2

昨日に引き続き、ラリージャパンの続きを書きます。

 スバルや三菱、スズキなどのブースを一通り見て回った後、軽く食事をする事にした一行(…と言っても二人しかいないが)は、屋台が並ぶ区画へ足を踏み入れました。

 どうやら雨が降った後らしく、地面がぬかるんでいました。木の板やダンボールなどが敷かれていましたが、かなり歩き辛かったです。もっとも、そんな事で食欲が失せる訳もなく、手短に焼きそばと豚バラ串を腹に放り込んでスタンドへ入り、スーパーSSが始まるのを待ちました。すると、サイレンと共にゼロカーが二台出現!本番さながらの走りを見せた後、退場して行きました。夜間にデジタルズームで撮ったので、見辛いと思いますが…

 この後、次々とラリーカーが二台ずつ走ったのですが、どうやら実況や解説の人の話を聞いていると、グロンホルムのみならず、セバスチャン・ローブクリス・アトキンソンなど、かなりの選手がリタイアしたとの事。スバルチームに至ってはチェビー・ポンスもリタイアしており、スバル勢は壊滅状態に…

 ペター・ソルベルグも初日でリタイアしたらしいのですが、彼のラリーカーは走れる状態だったらしく、次の日もといLeg2(10/27、つまり私達がSS19を見に行った当日)からのSSに復活・参戦していたようです(この辺の詳しいルールは割愛します)。しかも、この復活システムにより、彼はここ帯広スーパーSS(SS19・20)に来る前に、4つのSSでトップの成績を収めたとの情報が。2003年WRC世界王者の名は伊達ではなかったという事か…これは彼の走りに期待せざるを得ません。ではここ帯広での走りはどうだったかというと…どうにも走りにくそうでした。それでもSS20終了後、コースから出た際にラリーカーの扉を開けて観客に応えるペター。観客の声援が熱くなるのもむべなるかな…

 3年前、私は興味本位で友人達にくっ付いて、当時のラリージャパンを観に行ったんですが、その時優勝したのが彼、ペター・ソルベルグなんですよね…最も印象深い選手だけに、これからの活躍に期待します。

 …さて、話をスーパーSSに戻しましょう。マシュー・ウィルソン対コンパンク。この両者の戦いは壮絶でした。両者共に、最初のSS19で後ろのタイヤがパンクし、特に、カーナンバー11のコンパンクに至っては、カーブで車体の後部を当ててしまい、後ろのバンパーを引きずった状態に…こんな状態で再度走るなんて…完走できて何よりでした。

 他にも、スタートランプが青になっても一台しか走ってこなかったり、インコースで右カーブが曲がれずそのままクラッシュしたり、独身貴族と新婚夫婦が対決したり、ランエボとブーンが対決したり、と様々なシーンの連続でした。3年前のラリージャパンも見所は多々ありました(個人的にはあえてスイフトランエボを推したいところ)が、ここまでは荒れなかった、と記憶しています。

 ラリーカーが二台ずつ次々と走る中、一足先にSSを終えた選手達からコメントが続々と寄せられました。ほとんどの選手が「滑るコースだった」「観客が良かった」といった旨のコメント…「寒いはずなのに寒くない」と思えたのは、選手の熱い走りと観客の熱い声援のなせる業…と言ったら言い過ぎでしょうか。

 最後の一台がSS20を終え、Leg2も終了。いや、終了と言えるのは、このスイーパーカーが走り終えてからでしょう。

 例によって写りが悪い画像ですが…ようやくLeg2の終了です。お疲れ様でした。この後、最終バスまで時間があったので、サービスパークを見て回ったり、バスを待ったり、駐車場に向かったりしたのですが、今宵も遅いので、続きは後日書きます。